ヘルシー食品(低カロリー、低糖質)の落とし穴

ダイエットをしていると、「低カロリー」「低糖質」といった、いかにも体重が増えなさそうなヘルシー食品を選びがちです。

例えば、コンビニで買い物をするときに、「ダイエット中だから少しでも糖質量が低い低糖質商品を買おう」と考えた経験はあるのではないでしょうか?

他にも、友達とランチに行ったときに「Aセットを食べたいけど、Bセットの方がカロリーが低いからBセットにしよう」という選択をしたことはないでしょうか?

もちろん、ジャンクフードのような、高カロリーなのに栄養が少ない食べ物や、砂糖の塊のようなお菓子はダイエットをする上でおススメできません。ただ、低カロリーや低糖質であるほど良いかというと、そうでもないのです。

ヘルシー食品は食欲を乱す

低カロリーや低糖質の商品は、満足感が得られずに食べ過ぎてしまいやすいからです。

お腹が空いたときに、太らないようにと低カロリーや低糖質食品を食べて、「何か物足りない……」と感じた経験はないでしょうか?

これは、低カロリーや低糖質食品には食品添加物がたくさん使われており、含まれている栄養が少ないことが原因です。

食欲が沸く一つの要因として「エネルギー不足」が挙げられます。細胞が活動するためのエネルギーが足りないために、エネルギー源である食べ物を欲するのです。

人間のエネルギー源となるのは、「炭水化物(糖質)」「タンパク質」「脂質」の3つ(三大栄養素)になります。また、三大栄養素からエネルギーを作り出すためには、ビタミンとミネラルが必要です。

そのため、空腹を満たすためには、「炭水化物」「タンパク質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」が豊富な食べ物を食べなければいけません。

しかし、低カロリーや低糖質といったヘルシー食品は、低カロリーや低糖質を実現するために、三大栄養素をできるだけ含まないように作られています。カロリーや糖質量としてカウントされない、「食品添加物」を大量に使っているのです。

食品添加物を全て否定しているわけではありません。ただ、エネルギー不足でお腹が空いているところに、食品添加物ばかりの食品を食べても、空腹感は満たされません。食品添加物は、エネルギー不足を解消しないためです。

その結果、いくら食べても空腹感が満たされずに、お菓子を食べ過ぎてしまうことになるのです。

お腹が空いたときにおススメの食品

もちろん、低カロリーや低糖質商品にもメリットはあります。しかし、ダイエット中だからと、低カロリーや低糖質商品を好んで食べていると、それが原因で食欲が乱れる可能性があるのです。

ダイエット中でもお腹が空いたときは、カロリーや糖質ではなく、添加物が少ない食べ物を選ぶようにすると、結果的に食べ過ぎなくてすむようになります。以下の食材は、他の食べ物と比較して、添加物が少なく栄養価が高い傾向にあるものをピックアップしているのですので、参考にしてもらえればと思います。

・ナッツ

・フルーツ

・ゆで卵

・ダークチョコ(カカオ80%以上)

・チーズ

・ハーゲンダッツ

・プリン

・チーズケーキ

・ドライフルーツ

まとめ

いかにも健康っぽく、痩せそうな食品は、メリットもありますがデメリットもあります。

食べることを否定はしませんが、メリット・デメリットの両面を理解した上で食べるようにしましょう。私であれば、わざわざ高いお金を出して美味しくないものは食べません。